漫画メイトは、2022年に登場した違法海賊版サイトです。
漫画メイトなどの違法海賊版サイトを使って漫画を読むと、ウィルス感染や詐欺の被害に遭うだけでなく、最悪逮捕される可能性も・・・!
そこでこの記事では、漫画メイトについてサイトの概要や違法性、漫画メイトで漫画を読むとどうなるか、その危険性について調べてみました。

一見安全そうに見えても、どこに危険性が潜んでいるかわかりません!
違法海賊版サイトで漫画を読むことは絶対にやめましょう。
漫画メイトが読めない!違法で閉鎖した?【最新の運営状況を調査】
漫画メイトは2022年ごろから登場した、比較的歴史の浅い違法海賊版サイトです。
実際に検索してみると2023年1月時点でも運営中。
漫画メイトは日本語表記で案内されているため、一見違法サイトには見えづらい作りになっており、誤って利用してしまう人も多いようです。
漫画メイトとは?どんなサイトかと違法性を調査
それでは、漫画メイトがどんなサイトなのかと、違法性についてご紹介します。
漫画メイトは2022年に登場した違法サイト!【注意】
漫画メイトは日本語表記のため日本人が運営しているように見えますが、海外のサーバーを利用しているため、運営元の所在は不明です。
漫画メイトはブラウザで読むタイプの違法海賊版サイトで、「ブルーロック」「今際の国のアリス」「BLEACH」「タコピーの原罪」など話題作をアップロードしていることが特徴です。
しかし、漫画メイトにアップロードされている漫画やラノベは全て違法。
漫画メイトには、著作者の許可を得て漫画を掲載できる「ABJマーク」の表記がありません。
許可を得て漫画を掲載している公式のサイトかどうかを見分けたい場合は、「ABJマーク」の有無を確認しましょう。

日本語で作られているサイトだからといって安心はできないね!

新しいサイトなのでコンテンツもまちまちですし、
サイトの作りがシンプルすぎる気もします。
作品ページをクリックすると偽広告が登場する
漫画メイトでは人気の少年漫画の他にも、少女漫画・女性漫画・青年漫画・男性向けライトノベルなどの作品も違法に掲載されています。
なろう系のコミカライズ版や電子書籍サイトのオリジナル作品の人気作品まで網羅しており、今すぐ需要のある作品をチョイスしている傾向です。
TOPページから作品ページまではまだ普通のサイトに見えますが、いざ漫画を読もうと巻数・話数をクリックすると違法の広告ページへ飛ばされてしまいます。
リンク先には早速「端末がウィルスに感染しました」など偽のポップアップ広告が登場。

怪しいページに飛ばされてしまったら、
すぐにブラウザバックするかサイトから離れましょう!
また、本編への読み込みが遅いため、ユーザーにわざと広告を踏ませる仕様になっている可能性も考えられます。

あれ?と思って何度もクリックしてしまうと危険です。
簡単に本編が読めるわけがありません・・・。
漫画メイト違法の噂は知恵袋でも拡散されている
漫画メイトが登場した際、すでに違法サイトと疑った人がYahoo!知恵袋でも質問し、拡散されています。
【質問】
このサイト(漫画メイト)漫画が無料で読めるのですが危険なサイトでしょうかそれとも安全なサイトでしょうか。わかる方お願いします【回答】
公式の合法サイトの証であるABJマークがどこを探しても見当たりませんね。
作品の版元の記載もない。まず違法アップロードサイトでしょうね。引用元:Yahoo!知恵袋

やっぱり一目見ただけでは見分けがつかない人もいるようだね。

海外向けの違法海賊版サイトが増えているのに、漫画メイトのように
明らかに日本人向けに作られているサイトは珍しいですね。
漫画メイトのSNSでの評判や評価
貰いものだけど、単行本で読めるところまだあるんだね。#Yealico pic.twitter.com/3YRJAJX1yP
— 生肉 (@rrraaawww111) December 25, 2022
なぜか転スラ小説13巻だけ漫画メイトに置いてないのゴミ、我慢できないしKindleで買うか
— あんすと (@ananncurry2002) January 5, 2023
SNSで漫画メイトについて調査してみましたが、少ないものの一定数の認知度とユーザーがいるサイトであることはわかります。
漫画メイト=「漫画+アニメイト」の略として使っている人も多いため、一概に全員がユーザーに該当するわけではありません。
漫画メイトに関しては、違法にアップロードされた漫画を掲載している海賊版サイトなので、利用は絶対にやめましょう。

新しい違法サイトなので、もしかしたら
これから知名度が上がってくるかもしれません。
漫画メイトが今後閉鎖される可能性は?
漫画メイトが今後閉鎖される可能性は、正直なところ不明です。
日本では2021年に改正著作権法が施行されて、違法海賊版サイトに関する取り締まり(リーチサイト含む)がより厳しくなりました。
著作者や出版社からの運営があった場合、漫画メイトは閉鎖に追い込まれる可能性が高いでしょう。
しかし、漫画メイトが海外運営の違法海賊版サイトであった場合は、日本の法律が適用されず閉鎖に追い込むことは難しいと考えます。
さらに、海外運営のサイトでは削除対策としてサイト名やドメインを頻繁に変える運営者が増えています。
そのため、漫画メイトも名前やドメインを変えて運営を続ける可能性もあるでしょう。
漫画メイトの類似の違法、海賊版サイトを調査【一覧】
次に、漫画メイトが読めなくなったときに、代わりになる類似の違法海賊版サイトがあるかを調べてみました。

海外運営の違法サイトが急増していることが特徴です!
海外サイトは特に危険なので利用はやめましょう。
漫画メイト | 運営中 |
Rawdevart | 運営中 |
RAWKUMA | 運営中 |
漫画RAW | 運営中 |
Sen Manga | 運営中 |
KLMANGA | 運営中 |
13DL.NET | 運営中 |
13DL.me | 運営中 |
Manga1000 | 運営中 |
Manga1001 | 運営中 |
Manga ZIP | 運営中 |
2cc | 閉鎖済み |
漫画PLAY | 閉鎖済み |
漫画バンク | 閉鎖済み |
漫画タウン | 閉鎖済み |
漫画塔 | 閉鎖済み |
漫画村 | 閉鎖済み |
漫画ごはん | 閉鎖済み |
Manga2000 | 閉鎖済み |
Manga Japan | 閉鎖済み |
漫画村Pro | 閉鎖済み |
漫画KL | 閉鎖済み |
※2023年1月時点の情報です。
Rawdevart
Rawdevartは2023年1月時点でも運営中の違法海賊版サイトです。
Rawdevartはブラウザで読むタイプの違法海賊版サイトですが、サイトが全て英語表記で掲載されている漫画も英語訳されているので日本人が使うメリットはあまりないでしょう。
日本の漫画だけでなく韓国や中国の漫画も掲載されており、最初から海外向けに作られた違法サイトということがわかります。
RAWKUMA
RAWKUMAは2023年1月時点で運営中の違法海賊版サイトです。
RAWKUMAではブラウザ上で漫画を読めるほか、漫画のダウンロードも可能。
Rawdevartと同じくサイトは全て英語表記で、こちらも海外向けに作られた違法サイトです。

違法にアップロードされた漫画を「違法と知りながら」ダウンロードした場合、
犯罪の対象として逮捕される可能性もありますよ!
漫画RAW
漫画RAWは2022年2月に一度閉鎖されていますが、2023年1月時点ではManga Rawとして運営中。
漫画RAWが閉鎖された理由については、ロシアによるウクライナ侵攻でサーバーが使えなくなったからという噂もありましたが真偽は不明です。
運営中のManga Rawへは一度別のサイトを経由しないとアクセスできない仕様になっており、運営者が何かしらの対策を取っている可能性があります。
「呪術廻戦」「ヒロアカ」「キングダム」「ブルーロック」などの王道漫画の他、大人男性向けの漫画も違法に掲載されています。
Sen Manga
Sen Mangaは2023年1月時点で運営中の違法海賊版サイトです。
「ワンピース」「キングダム」「呪術廻戦」などジャンプ系の王道漫画や雑誌を違法に掲載しています。
Sen Mangaはブラウザで漫画を読むタイプの違法サイトで、サイト表記は英語とローマ字。
Sen Mangaの運営は2012年ごろからと長いですが、今まで閉鎖されていない理由は海外運営だからでしょう。
KLMANGA
KLMANGAは2023年1月時点で運営中の違法海賊版サイトです。
ジャンプ系の王道漫画、人気の少年漫画のほかに、なろう系のコミカライズ版など幅広いジャンルの作品を違法に掲載中。
KLMANGAは違法サイトの中でも違法な広告が多く、特に悪質なサイトであると知られています。
TOPページから大人向けの広告が無修正で掲載されているので、不快に感じる方も多いでしょう。

うっかり人前で見てしまうと恥ずかしい思いをするかも・・・!
13DL.NET/13DL.me
13DL.NET/13DL.meは、違法に漫画をダウンロードできるURLを案内する「リーチサイト」です。
案内されたURLへアクセスすると漫画をzipやpdfでダウンロードできる仕組みになっており、一見TOPページだけでは違法サイトと判断できません。
しかし、13DL.NET/13DL.meからダウンロードしたファイルにはどのようなウィルスが仕込まれているかわからず危険です。
また、違法にアップロードされた漫画を「違法と知りながら」ダウンロードした場合は犯罪の対象として逮捕される可能性もあります。
2021年に施行された改正著作権法では、リーチサイトも取り締まりの対象になりました。

13DL.NET/13DL.meの他にも13DL.〇〇というサイトも複数ありますが、
飛ばされるリンク先は全て同じです。
Manga1000
Manga1000は2023年1月時点で運営中の違法海賊版サイトです。
2019年に開設されたManga1000ですが、その作りはKLMANGAとほぼ同じ。
TOPページに大人向け広告がいきなり表示される点なども含めてそっくりなので、両者は類似、またはクローンサイトであると考えます。
広告で収入を得るタイプのサイトなので、どのページでも常に広告が表示されて不快&面倒です。
Manga1001
Manga1001は2023年1月時点で運営中の違法海賊版サイトです。
Manga1000やKLMANGAとサイトの作りは似ていますが、Manga1001は英語表記のサイトになるため3つのサイトの関係性は不明。
日本の漫画を無断でアップロードしており、ブラウザ上で閲覧可能です。
サイト上には大人向けサイトへの広告が多く掲載されており、広告詐欺やワンクリック詐欺の危険性も考えられます。
Manga ZIP
Manga ZIPは13DL.NET/13DL.meと同じ、違法ダウンロードサイトへのリーチサイトです。
案内されたURLから漫画をzip形式でダウンロード可能。
前述した通り、違法にアップロードされた漫画を「違法と知りながら」ダウンロードした場合は犯罪の対象になり逮捕される可能性があります。
またダウンロードしたファイルからPCやスマホがウィルスに感染する危険性もあるでしょう。
漫画メイトで漫画を読むとどうなる?危険性5つ!
最後に、漫画メイトで漫画を読むとどうなるか!?違法海賊版サイトで漫画を読む際に起こる危険性を5つ御紹介します。
- 広告詐欺やワンクリック詐欺の被害に遭う危険性
- PCやスマホがウィルスに感染する危険性
- 個人情報抜き取り・流出や不正マイニングの被害に遭う危険性
- 犯罪の対象として逮捕される危険性
- 日本の漫画業界が将来的に衰退する危険性

えっ!漫画メイトで漫画を読むと逮捕されちゃう!?
①広告詐欺やワンクリック詐欺の被害に遭う危険性
漫画メイトや違法海賊版サイトで漫画を読むと、広告詐欺やワンクリック詐欺の被害に遭う危険性があります。
漫画メイトでは漫画本編を読もうとするとページの読み込みが遅くなり、他の広告ページへ飛ばされてしまうことがわかりました。
わざとページの読み込みを遅くしてユーザーをイラつかせ、何度もクリックをさせることで広告を踏ませようとする仕様かもしれません。
また、違法海賊版サイトで目立っているのが「偽広告詐欺」です。
これは、「この端末はウィルスに感染しました」など偽のポップアップ広告を表示させ、ユーザーに偽のウィルス対策ソフトやアプリをダウンロードさせるという詐欺の手口です。
万が一偽のポップアップ広告が表示された場合は、ブラウザバックかサイトを離れれれば被害に遭うことはありません。
②PCやスマホがウィルスに感染する危険性
漫画メイトや違法海賊版サイトで漫画を読むと、PCやスマホなどの端末がウィルスに感染する危険性があります。
Manga ZIPなどzipファイルで違法漫画をダウンロードするサイトはもちろん、漫画メイトなどブラウザ上で漫画を読むタイプのサイトにも、どこにウィルスが隠されているかはわかりません。
PCやスマホがウィルスに感染すると、バッテリーの減りが早くなったり端末の読み込みが明らかに遅くなる、個人情報が抜き取られるなどの症状が現れるということです。
また、最近ではiPhoneのカレンダーを乗っ取られるという「カレンダースパム」に感染するという報告も増えているので、ウィルスだけでなくスパムにも警戒する必要があります。
③個人情報抜き取り・流出や不正マイニングの被害に遭う危険性
漫画メイトや違法海賊版サイトで漫画を読むと、個人情報を抜き取られたり不正マイニングの被害に遭う危険性があります。
違法サイトであるにも関わらず、個人情報の登録画面やログイン画面がある場合は要注意です。
騙されて個人情報を入力してしまうと、個人情報が抜き取られてしまうかもしれません。
さらにクレジットカードの情報を入力してしまうと、カードを不正利用されてしまう危険性もあります。
海外運営の違法サイトの中には「Donate」といって寄付を募る悪質なサイトもあるので、注意が必要です。
④犯罪の対象として逮捕される危険性
漫画メイトや違法海賊版サイトで漫画を読むと、犯罪の対象として逮捕される危険性があります。
2021年に施行された改正著作権法では、「違法にアップロードされた作品と知りながら」漫画をダウンロードした場合は、
- 2年以下の懲役
- 200万円以下の罰金
- またはその両方
の刑が課せられるので、違法サイトからのダウンロードは絶対にやめましょう。

どこで誰がダウンロードしたかは、IPアドレスや
情報開示請求によりすぐにバレてしまうんです。

運営者だけでなくダウンロードした側も罪に問われる可能性があるんだね。
⑤日本の漫画業界が将来的に衰退する危険性
漫画メイトや違法海賊版サイトで漫画を読むと、将来的に日本の漫画業界が衰退する危険性があります。
無料で漫画を読める違法海賊版サイトは確かに便利かもしれません。
しかし、違法海賊版サイトを使って無料で漫画を読む人が増えると、漫画の著作者や出版社に利益が生まれず、新しい作品が生まれなくなってしまいます。
違法海賊版サイトの存在は詐欺やウィルス被害だけでなく、漫画の著作者や出版社を苦しめることに。

日本の漫画業界を支えていくためにも違法サイトの利用はやめて、
公式の電子書籍サイトや漫画アプリを利用しましょう。

違法サイトかどうかは「ABJマーク」で見分けられるよ!
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