【漫画村pro】URL閉鎖で見れない?代わりの違法サイト調査

違法サイト
漫画村proって今は見れないけどどんなサイトだったんだろう?

2018年に話題となった海賊版サイトに「漫画村pro」があります。

ただ、リリース予告後すぐに前身である「漫画村」が閉鎖され、運営者も逮捕されてその後の運営状況はうやむやに・・・。

そこで漫画村proが閉鎖しているかどうかを調査!

URLにアクセスした結果や、代わりになる無料漫画サイトはどれがいいのかなどを見ていきます。

違法海賊版サイトの危険性についてもまとめました!

漫画村pro(漫画村プロ)URLは閉鎖?【最新の運営状況】

漫画村proリリース予告のアーカイブページ

漫画村proリリース予告(漫画村アーカイブより引用)

結論からいくと「漫画村pro」(漫画村プロ、新・漫画村)は2022年12月時点で閉鎖済み

漫画村proは、そもそも正式にリリースしたかも怪しいサイトでした。

抽選で100人限定のテスト配信をするという募集ツイートは確認できましたが、募集をかけたアカウント「@manga_rarikkuma」(現在削除済み)はなりすましだったかもしれません。

前身である「漫画村」の公式サイトでは、Twitterで漫画村を名乗ることはないという記載もありました。

2018年5月投稿のツイートと漫画村の注意文

左:2018年5月投稿のツイート、右:漫画村の注意文(赤線は追記)

また、漫画村proのURLも現在は確認できません。

それらしきURLにアクセスしても漫画村のプロ版をつくる主旨の漫画村アーカイブページに飛ぶようになっています。

さらに運営者だった星野ロミは、漫画村の有料版について2022年11月、次のように語っています。

有料版が実装されていたら「計画」とは言いませんよね。

そのため漫画村proは予告だけで終わってしまったサイトだと考えられます。

漫画村の元運営者・星野ロミ氏についてはこちらの記事をご覧ください。

>>星野ロミって天才?経歴や年収がスゴすぎる!

漫画村proはどんな違法サイトだった?

漫画村プロのアイコンイメージ画像

漫画村プロのアイコンイメージ画像

漫画村proはどんなサイトだったのでしょうか。

予告登場の経緯や概要、漫画村との違い、SNS上の反応をご紹介します。

漫画村の代わり・後継の違法サイト

漫画村pro誕生経緯アーカイブページのスクショ画像

漫画村pro誕生経緯アーカイブページのスクリーンショット

漫画村pro誕生の経緯や理由は次の通り。

  • 2018年3月5日:漫画村サイト上にて漫画村のプロ版のリリースを予告
  • 2018年4月:政府がブロッキング措置を取る、漫画村閉鎖
  • 2018年5月6日:テスト配信希望者募集ツイート(@manga_rarikkumaがツイート、運営者なりすましの可能性あり)

漫画村proの前身である海賊版サイト「漫画村」は2017年から口コミによって利用者が増え、2018年1月には月間利用者が約9892万人になったそうです。

さらに2018年2月に国会で問題視され、漫画家団体が利用を止めるよう呼びかけたことも存在を知らしめることに繋がり、2ヵ月で1.8倍も利用者が増えたとのこと。

すると、管理会社が運営者に維持費アップを要求。

運営者側はこれ以上広告を増やしたくないため、漫画村の代わり、後継サイトとして有料版の漫画村「漫画村pro」を出すことにしたようです。

予告には、4〜5月に正式リリースを行うと記載されていました。

ただその後は漫画村がが閉鎖。

漫画村proに関しては、本物かどうか怪しいテスト配信のツイートが何回かあっただけで、サイトから続報が出ることはありませんでした。

漫画村と漫画村proの違い

漫画村と漫画村proではどんな違いがあったのか表にまとめました。

比較項目漫画村漫画村pro
価格無料月額500円
広告ありなし
アダルト表示切替切替なし切替あり
アカウント共有3人までOK
ダウンロード不可
サーバー不安定安定

予告段階で価格は未定だったようですが、その後に公開された漫画村proのキャプチャには500円という表記がありました。

さらに、ダウンロード形式はzipで、ギガの消費が気になる方向けに低画質、高画質と切り替えられるようにするという記載もありました。

そのきめ細かな心遣い、著作権者に発揮してほしかった・・・

漫画村proの違法性は?

漫画村proの違法性について解説します。

漫画村proの何が問題かというと・・・

  1. 著作権法を守らず漫画を無断公開している点
  2. ダウンロード機能をつけることで利用者も犯罪に巻き込む点
  3. クレジットカード情報を含む個人情報を求める点

1つ目は無料版の漫画村とも共通していることですが、2つ目と3つ目はダウンロード機能がついて有料化されてしまったが故に生まれた問題です。

違法にアップロードされたものだと分かっているのにダウンロードすると処罰の対象となります。

また、そういった違法サイト運営者たちにクレジットカード番号を教えるとどんな使い方をされるか分かりませんよね。

ずさんな管理をして情報を流出させる、故意に悪用することが予想できます。

漫画村proについてSNSでの評判や反応

漫画村proについてSNS上ではどういった反応があるのか調べました。

一部をご紹介します。

有料化については批判的な意見が多かったです。

また、クレジットカード情報を提供してくれる人を募る「カモリスト」入り、「カモリスト」づくりを案じる人もいました。

確かに、海賊版サイトにお金を払う人は悪徳業者にとってのいいカモだと認識されるでしょう。

また、「健全なサイトと騙される人がいるのでは?」という意見もありました。

海賊版サイトは無料で使えるイメージありますよね。

そのため、有料で内容が充実しているサイト=合法サイトと認識される可能性はありそうです。

合法なサイトかどうかはABJマークでチェック!

漫画村proの代わりになる違法サイト・海賊版サイトを調査

漫画村proキャプチャ

漫画村に掲載されていた漫画村pro予告キャプチャ

漫画村や漫画村proは閉鎖されていて使えませんが、代わりとなる違法サイト・海賊版サイトはたくさん誕生しています。

一覧を表にまとめました。

漫画RAW運営中
Sen Manga運営中
13DL.NET運営中
ダウンロードサイト
RAWdevart運営中
ダウンロードサイト
Manga ZIP運営中
ダウンロードサイト
RAWkuma運営中
ダウンロードサイト
漫画バンク閉鎖済み
漫画タウン閉鎖済み
漫画塔閉鎖済み
漫画村閉鎖済み
漫画ワールド閉鎖済み
漫画シティ閉鎖済み
漫画ごはん閉鎖済み
Manga1001閉鎖済み
Manga2000閉鎖済み
Manga Japan閉鎖済み
漫画村Pro閉鎖済み
漫画KL閉鎖済み

※2022年12月時点の情報です。

閉鎖しているところと運営中なところは何が違うのかな?
海外で運営しているところは検挙が難しいためか、閉鎖を逃れているところが多い印象です。

つづいて、運営中のサイトの詳細をご紹介します。

漫画RAW(Manga Raw)

  • 漫画RAW(Manga Raw、漫画ロウ)は2023年1月現在、運営中
  • インターネットブラウザ上で漫画を読めるタイプ
  • 「ワンピース」や「キングダム」といった日本の人気漫画はもちろんオールジャンルを取り扱うサイト

利用者も多く、ダウンロードするタイプのサイトよりは危険は少ないと言えます。

ただ広告を誤ってタップしてしまいウィルス感染した、偽警告が出たという報告も多いサイトです。

海賊版サイトの中ではトップレベルの知名度のため「漫画RAW」を騙るサイトも乱立しています。

>>【漫画RAW】閉鎖理由や代わりや後継の違法サイトまとめ

Sen Manga

  • Sen Mangaは2023年1月現在、運営中
  • インターネットブラウザで漫画を読めるタイプ
  • ジャンプ系の人気作品を取り扱っているけれどサイトは英語表記

検索にブロックがかかりURLが変わったこともありますが、現在のサイトはアクセス可能な状態です。

作品を検索する時も、英語の方がヒットしやすいという特徴があります。

漫画RAWもSen Mangaもセキュリティソフトでブロックされる危険なサイトなので注意!

>>【Sen Manga】日本語はある?代わり・後継の違法サイトも調査

13DL.NET

  • 13DL.NETは2023年1月現在、運営中
  • 無断でアップロードされた漫画ファイルをダウンロードできるURLを紹介するリーチサイト
  • トップページにある入り口「13DL.TO」と「13DL.NET」はどちらを選んでも同じページに行く

漫画RAWと同じように取り扱う作品の幅は広く、基本的には無料で利用できますが、ファイルによっては有料と表示されます。

ダウンロードしたファイルにウィルスが混入されている可能性があり、違法にアップロードされたファイルのダウンロードは犯罪ですので利用はやめましょう。

>>【13DL.NET】閉鎖で使えない?類似の違法サイトも調査

RAWdevart

  • RAWdevartは2023年1月現在、運営中
  • 漫画を読むためにはファイルをダウンロードする必要がある
  • 小説のコミカライズ作品や韓国や中国の漫画が読める

サイトは英語表記になっているため、問題が起こった時が不安なサイト。

ダウンロードタイプのサイトのためVPN(仮想のネットワークを使って身元がバレるのを防ぐ)対策をしている方が多いようですが、ウィルスの仕込まれたファイルは防げません。

セキュリティソフトでウィルス入りだと判断されるとファイルごと削除、結局読めない・・・

Manga ZIP

  • Manga ZIPは2023年1月現在、運営中
  • 13DLとサイトが似た作りになっているリーチサイト
  • 週刊少年ジャンプなどの人気漫画を多数取り扱っている

解凍アプリを入れればスマホにダウンロードして読めることから若年層の利用者も多いです。

ただセキュリティソフトでブロックされるサイトなのでソフトを入れていないスマホでの利用はとても危険なので絶対にやめましょう!

RAWkuma

  • RAWkumaは2023年1月現在、運営中
  • 漫画ファイルをダウンロードできるサイト
  • 「ワンピース」、「ブルーロック」、「東京卍リベンジャーズ」などの人気作品を取り揃えている

サイトは英語表記となっていて、作品詳細ページに現れる広告が危険とされています。

また、トップ画面に新サイトの準備をしているとの記載があるため近々移転する可能性もあります。

VPNやウィルス対策をしても危険はあるし移転や閉鎖の心配もしなくてはいけないんだね。
やはり合法のサイトを使った方がお手軽で安全、長く使えます。

漫画村proや違法サイト・海賊版漫画サイトの危険性は?

漫画村proを始めとした違法サイト・海賊版漫画サイトを利用するには危険が伴います。

具体的にどういったことが起こるのか、対策ができるのかも見ていきます。

①PCやスマホがウィルスに感染する危険性

違法サイトを見るとPCやスマホといった端末が危険にさらされます。

  • 違法なファイルのダウンロード
  • 違法サイトに表示された広告をタップ
  • 違法サイトにアクセス

この内のどれか一つでも行うと端末にウィルスが感染する可能性があります。

感染した場合、端末が壊れる、不調になるといった症状が出ることが予想されます。

端末にセキュリティソフトを入れることが効果的ですが、ダウンロードしたファイルにウィルスが入っていた場合、大抵のソフトはファイルごと削除することがおすすめです。

②詐欺やマイニングの被害に遭う危険性

違法サイト利用で詐欺被害に遭ったり、不正マイニングされたりすることもありえます。

  • 誤って広告をクリックしただけなのに会員登録完了の表示が出る、架空請求が来る
  • 違法サイトにアクセスしたら不正マイニング※で端末が重くなる

こういった事例は年々増えているし、漫画村でも問題になりました。

広告をクリックして表示される場合はクリックやタップをしないようある程度注意できます。

ただ広告を非表示にする「×」マークが小さい、表示されるスピードが遅いといった時は間違って押してしまう可能性がありますよね。

サイトに仕込まれている場合はセキュリティソフトが効果的ですが、それも全ての脅威を防げるわけではありません。

※不正マイニングとは…誰かの仮想通貨の計算作業に端末が勝手に使われること

③個人情報が抜き取られたり流出する危険性

ウィルスの中には個人情報を抜き取るマルウェアというものが存在していて、被害も多数確認されています。

「JPCERT/CCでは、2021年11月後半より活動の再開が確認されているマルウェアEmotetの感染に関して相談を多数受けています。」

>>JPCERT/CC「マルウェアEmotetの感染再拡大に関する注意喚起」より引用

これはPCやスマホに入っている情報を送信することも可能なので、クレジットカード情報や氏名、住所、電話帳などの個人情報を取られるかもしれません。

こちらもセキュリティソフトによって防ぐことができますが、ソフト未対応の最新ウィルスだったら防げません。

また、会員登録と称して個人情報を入力させるサイトもあります。

他のサイトで使っているIDやパスワード、ニックネームなどは個人の特定に繋がるので使わないようにしましょう。

④犯罪の対象となり逮捕される危険性

著作権を侵害する形でネットにアップされた漫画ファイルをダウンロードすると、刑罰に処せられることがあります。

刑罰は2年以下の懲役、200万円以下の罰金、またはその両方です(著作権法|e−GOV法令検索参考)。

この法律で逮捕された人は2023年1月現在いませんが、罰せられるには次の条件があります。

「正規版が有償で提供されている著作物の海賊版を反復・継続してダウンロードした場合、権利者が告訴すれば、罪に問われる可能性があります。」

>>文化庁作成リーフレットより引用

要は、違法だと知りながら何回もダウンロードしたということ。

「違法だと知らなかった、誤ってダウンロードした」という言い分も通じてしまうのかもしれません。

漫画村proのように、無料のイメージがある違法サイトが有料だった場合、正規のものだと勘違いする人も出そうです。

正規のサイトかどうかはABJマーク(著作権者から作品の使用許可を得ていると示す登録商標)で判断できます。

漫画サイトを利用する時はこのマークの有無を見るようにしましょう。

⑤将来的に漫画業界が衰退してしまう危険性

漫画村proのような違法な海賊版サイトを使っていると、漫画業界全体が衰退する危険性があります。

違法サイトを利用しても漫画家や出版社、印刷会社、書店などにお金が入らないため、新しい漫画を作る資金がなくなるからです。

漫画村や漫画村proがあった2018年と比べ、今は漫画が無料で読める合法サイト、アプリがたくさんあります。

それはきちんと作り手にお金が入る仕組みになっていて、利用者に還元されるサービスも充実しています。

わざわざウィルス感染や個人情報流出のリスクを背負わず、合法のサイトを利用するようにしましょう。

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